【矢板】大規模災害時などに地域の家畜の命を守ろうと、矢板高農業経営科は23日、同校放牧場に牛を緊急避難させる訓練を初めて行った。2月に全国ユース環境活動発表大会で最高賞に輝いた計画内容に基づくもので、全国的にも珍しい試みだ。生徒や飼育農家など約25人が参加し、目指す「持続可能な畜産」に向けて成果と課題を得た。
避難訓練は、2022年4月から生徒主体で取り組む持続可能な開発目標(SDGs)に関する活動の一環。前日に大規模地震が発生したとの想定で行い、市、塩谷町の3軒の飼育農家の和・乳牛計7頭をJAしおのやのトラック3台で放牧場に搬送。待っていた生徒らが荷台から下ろし、農家ごとに分けてポールにつないだ。同校で飼育する和牛4頭も避難させた。
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