竹をナイフで削って箸や串を作る子どもたち

 【鹿沼】大芦川自然クラブの「親子わんぱく自然塾」が18、19の両日、草久(くさぎゅう)の活動拠点「大芦庵(あん)」周辺で1泊2日の日程で行われ、7家族22人が初夏の渓流散策などを楽しんだ。

 自然に親しむと同時に、安全に楽しむルールなどを身に付けてもらうことが狙い。テントの設営から山菜採り、ジビエと山菜のカレーライスパーティー、キャンプファイアなどを企画した。

 初日は、竹を割って食事用の箸や串を手作りする体験も。子どもたちはナイフで慎重に竹を削ってマイ箸を完成させ、早速ランチで使い焼きそばなどを頬張っていた。千葉県流山市から両親と参加した小学6年福田万桜(ふくだまお)さん(12)は「ちょっと細くなったが、自分で作ったお箸で食べるとおいしい」と話していた。

 同クラブは、これまで不定期開催だった親子向けの同塾を、毎月第1土曜の「シニア自然塾」、第2日曜の四季折々の自然に触れるイベントに合わせて定期開催する。関谷忠一(せきやちゅういち)代表は「自然に親しみ五感を磨く体験をぜひしてほしい」と参加を呼びかけている。実費が必要。(問)同クラブ0289・70・1655。