【真岡】長沼の長沼八幡宮(はちまんぐう)にある長胴太鼓に押された焼き印が、作家三島由紀夫(みしまゆきお)の作品に登場するものと同じ焼き印であることが、このほど分かった。焼きごては太平洋戦争時の金属類供出ですでになく、太鼓を製作した宇都宮市の太鼓店が、店のルーツに光を当てようと、焼き印復刻に向けたプロジェクトを展開している最中だった。交流サイト(SNS)が契機でつながった縁に関係者は驚き、喜んでいる。
三島の最後の長編小説「豊饒の海」の第2巻「奔馬」には「国学院大学の門を入る。玄関口には、いかにもこの大学らしい大太鼓が据えられている。伝馬町御太鼓師小野崎彌八の銘が入った由緒ありげな大太鼓で」という記述がある。
残り:約 655文字/全文:973文字
この記事は「下野新聞デジタル」の
会員
のみご覧いただけます。
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報でとちぎの「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者・フルプランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く