藤井産業本社

 エンジニアリング商社の藤井産業(宇都宮市平出工業団地、藤井昌一(ふじいしょういち)社長)は10日、2024年3月期連結決算の業績予想を上方修正した。23年5月の予想と比べ、売上高は4・6%増の910億円、経常利益は29・8%増の55億8千万円、純利益は30・4%増の36億5千万円となり、いずれも過去最高を見込む。

 電線や配管類の販売が堅調に推移したほか、医療機器や半導体関連向けの販売も好調だった。商材を早期調達することで原価改善にも努め、利益も向上した。

 1株当たりの期末配当も25円増配し75円とし、年間で100円となる。