【益子】益子芳星高の生徒はこのほど、「益子春の陶器市」で会場マップ配布などのボランティア活動を始めた。
生徒会や希望者ら134人が6日までの期間中、授業のある平日を除く7日間に分担して行う。学校外学修に位置付けられ、規定時間活動すると単位が付与される。
生徒らは総合案内所で会場マップの配布や陶器市の運営改善に役立てるためのアンケート、能登半島地震と台湾地震への募金の呼びかけなどに取り組んだ。
昨年の春からボランティアに参加し今回3回目という2年岡本和(おかもとのどか)さん(16)は「益子の魅力を知ることができる。人と関わることで気配りやコミュニケーション能力を身に付け、将来に生かしたい」と意欲を見せた。
同校の前田隆志(まえだたかし)教諭(32)は「学校では町、人とのつながりを大切にしている。学校外で学べる貴重な機会を多くの生徒に経験してほしい」と期待していた。
同校の生徒は2008年から春と秋の年2回、ボランティアで運営スタッフを務めている。