昨年9月に社会科見学でLRTに乗車する今泉小の児童たち

 【宇都宮】学校の遠足や社会科見学などに次世代型路面電車(LRT)を利用してもらおうと、市教委は本年度、市立小学校を対象とした補助金事業をスタートさせる。

 全学年を対象に年1回、往復乗車運賃を全額助成する。市教委学校教育課の担当者は「市の未来を担う子どもたちに、公共交通の果たす役割を考えるきっかけにしてもらいたい」と期待する。

 同事業は、LRTの利用促進や、沿線から離れている児童にも乗車機会を与えることなどが目的。市教委には学校関係者から「教育活動におけるLRTの利用に何らかの支援があるとありがたい」などの声が寄せられていたという。