県スポーツクライミング協会は、ボルダー(旧名称・ボルダリング)の競技人口拡大を図ろうと、初の無料体験会を21日、壬生町総合運動場体育館2階ボルダリングルームで開催する。対象は未就学児(年中)から小学生の初心者。本県は、東京オリンピックに出場し今夏のパリオリンピック出場が内定している楢崎智亜(ならさきともあ)選手をはじめ、多くのトップ選手を輩出している「ボルダー王国」。無料体験会を通して子どもたちに競技に触れてもらい、継続的な選手育成を目指す。
無料体験会のタイトルは「ガンバ! ボルダリング無料体験会」。同協会が主催し、壬生町が共催する。県内の民間のクライミングジムも協力する。
定員は30人。参加者を10人ずつの3班に分け、いずれもJSPO(日本スポーツ協会)公認スポーツクライミングコーチ1の北村誠一(きたむらせいいち)さん(県スポーツクライミング協会)、小菅雅之(こすげまさゆき)さん(クライミングジムゼロ)、新井克仁(あらいかつひと)さん(クライミングジムロッキン)が指導する。
北村さんは「本県はオリンピックや世界選手権といった国際大会、国内トップレベルの大会で多くの選手が活躍しているし、他都道府県に比べて大会に出場するジュニア選手の数も多い。こうした流れを継続し、将来にわたって強豪選手が出るよう、多くの子どもたちにボルダーの楽しさを味わってほしい」と話している。同協会では、今後も継続して無料体験会を開催していく意向。
開催時間は1班が午前9~10時、2班が同10時半から11時半。3班は正午から午後1時。参加費は無料だがボルダーができる上履き用の靴、水分補給のための飲み物は各自が持参する。
希望者はメール(escapefromeverest@gmail.com)で申し込む。