小林製薬(大阪市)の「紅こうじ」を使ったサプリメントを巡る問題で、県と宇都宮市が把握した健康被害が疑われる事例が計11件となったことが8日、分かった。健康被害の訴えは今月1日時点で3件だったが、1週間で8件増えた。県によると、いずれも命に別条はないという。
11件には県内保健所に健康被害を訴える相談をした人のほか、県が大阪市からの依頼を受け聞き取り調査を実施し、体調不良が判明した人が含まれる。県によると、大阪市から追加の調査依頼を受けており、今後も増える可能性がある。
健康被害に関する内容以外にも問題発覚以降、県内保健所に計39件、県内の消費生活センターに計17件の相談が寄せられている。