任期満了に伴う矢板市長選は7日投票が行われ、即日開票される。前市議の新人森島武芳(もりしまたけよし)氏(37)と、3選を目指す現職斎藤淳一郎(さいとうじゅんいちろう)氏(51)の無所属同士が一騎打ちで、激しい選挙戦を展開している。
森島氏は雇用・経済の減退が人口減少を加速させているとして、その政策を「一丁目一番地」に掲げ「財政の基盤があってこそ、子育て、教育や高齢者福祉などの施策に取り組める。衰退に歯止めをかける」と強調。市議8人や自民県議も応援弁士に入っての街頭演説などを積極的に行い、知名度アップを図っている。
斎藤氏は市文化スポーツ複合施設などの建設事業や行財政改革といった2期8年の実績を強調し「過去最高残高を更新した基金も活用しながら、100年後も持続可能な市の基盤づくりをやらせてほしい」と訴える。地元の青木克明(あおきかつあき)県議や市議3人の支援を受け、街頭演説を行いながら、支持固めを進めている。
投票は7日午前7時~午後7時に市内16カ所で行われ、同8時から泉体育館で開票される。1~4日の期日前投票者は計4097人で、前回の4日間に比べて1095人(36・5%)増えている。