2期目は新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言のさなかに始まった。「コロナ対策を最優先課題とする一方、身を切る改革を断行し未来志向の取り組みを推進した」と胸を張る。
ある市幹部は自ら動く「プレーヤー」と評する。
国会議員秘書、県職員、県議などの政治・行政経験を生かし、市に有利な国の交付金を探って職員に申請方法などを指示。反対を承知で小中学校の統合を断行するなどして新たな財源を生み出す「改革」を行い、市の貯金である各種基金を積み上げた。「財政再建のめどが立った。市民の夢や身近な要望に少しずつ応じられる段階になってきた」と力を込めた。
「趣味は仕事」と言い切る。土日も市役所に出向き、夜中でも火災現場に足を運ぶ。共働きのため「子育ては母親や地域の方に支えられている」と苦笑した。
座右の銘はふるさとを愛する気持ちは無限という意味の「愛郷無限」。
東町に妻、長女、次女、三女と5人暮らし。