「うなぎ」「ねぎとろ」「牛ステーキ&夢ポーク」-。いずれも主役級のミニ丼を前に、心が躍る。治兵衛式エキナカ食堂の「エキナカ3種丼」(1500円)だ。
同店は、本町の日本料理店「懐石天ぷら 治兵衛-JIHEI-」の新業態として昨年12月、JR宇都宮駅ビルにオープンした。「エキナカなので、すぐに食べられ、リーズナブルな感じにしました」と経営する丸治のゼネラルマネージャー福田治紀(ふくだはるき)さん(45)。しかし、もちろん味に手抜きはない。
蒸してから焼くという、うなぎは秘伝のたれが使われ、ふっくら。ねぎとろには、たくあんやウズラの生卵、めんたいこも添えられ、「とろたく」としてもおいしい。
牛ステーキ&夢ポークはその一杯に、肉の魅力が詰まる。牛肉はジューシーでやわらかく、ブランド豚の夢ポークは香ばしい。それぞれ、ステーキいづつやの「魔法のたれ」、ゴマ塩だれがかかり、ご飯が進む。大満足だ。
メニューはほかに「とちぎのもつ煮」など。電車を利用する際に、普段の食事に、「治兵衛の味」を気軽に楽しみたい。
◆メモ 宇都宮市川向町1の23 宇都宮パセオ2階とちぎグランマルシェ内▽営業時間 午前11時~午後8時半▽定休日 無休▽(問)028・627・8538