今月末で廃止となる町健康管理センター

 【那珂川】町は第4次町行財政改革推進計画に基づき、築30年以上が経過し老朽化した町健康管理センター(馬頭)を今月末に廃止する。代替施設として付近の馬頭総合福祉センターや小川のウェルフルなかがわの利用を呼びかけている。

 町健康管理センターは1988年4月に開設した。建物は鉄骨平屋で、延べ床面積約612平方メートル。診察室や会議室、調理室などがある。町の健康診査の集団検診や健康づくり教室などで使われ、年間約1万5千人が利用している。

 町は2022年3月策定の同計画で、雨漏りの発生など老朽化が進む町健康管理センターを廃止し、センターの機能を約500メートル南方の馬頭総合福祉センターに移行する方針を示していた。

 今月中旬に同センターに新たな駐車場が整備され、健康管理センターで行っていた事業を代替実施できる環境が整った。同センターの建物や土地の活用策は未定という。

 町の担当者は「馬頭総合福祉センターの駐車場は広く、バリアフリーにもなっている。町役場に隣接し、利便性の向上が期待される」としている。