藤井棋王の午前のおやつ「昭和プリン」とアイスティー

 【日光】17日に市内で指された将棋の第49期棋王戦コナミグループ杯5番勝負第4局で、藤井聡太(ふじいそうた)棋王(21)がおやつに選んだプリンが、同日午前の提供直後から反響を呼んだ。

 話題となったのは、会場となった鬼怒川温泉大原、「日光きぬ川スパホテル三日月」の「カフェさなぶり」が用意した「昭和プリン」(税込み450円)。同店によると、本県の地養卵を使い、食感が少し固めになるよう焼き上げている。クリームやサクランボを添え、見た目も味も「昔懐かしい品」という。

 普段は1日20個ほど売れるが、メニューが報じられた直後からはファンらが訪れ、17日は50個以上売れた。担当者は「藤井さん効果は大きい」と喜んだ。

 藤井棋王の昼食は、奥日光の自然薯(じねんじょ)や湯葉が並ぶヘルシーな仕立ての麦とろ御膳。午後のおやつは、県産リンゴ果汁の入ったサイダーだった。