栃木県内では9日、県北や県央で強い風が吹いた。気象庁によると、午後3時までに、県内14観測地点のうち県北や県央の5地点で、「やや強い風」に分類される日最大風速10メートル以上を記録。日最大瞬間風速では、那須高原(那須町)など3地点で20メートル以上の風が吹いた。

 日最大風速が最も強かったのは、奥日光(日光市)で14・0メートル。次いで那須高原12・5メートル、大田原11・6メートル、宇都宮11・0メートル、黒磯(那須塩原市)10・9メートルと続いた。

 最大瞬間風速では、那須高原が23・7メートル、奥日光22・8メートル、黒磯21・3メートルの順だった。

 県内各地で最高気温が上がらず、全14地点のうち9地点で最も寒い時期を下回る気温を記録した。奥日光が氷点下3・9度、土呂部(日光市)が氷点下1・2度、那須高原が氷点下0・4度、五十里(日光市)が氷点下0・2度と、4地点が最高気温0度を下回る真冬日となった。