自民党の佐藤勉(さとうつとむ)衆院議員は11日、小山市内で「新春の集い」を開いた。新型コロナウイルス禍の影響で4年ぶりの開催。同党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた「政治とカネ」の問題について、「(2009年に)下野した時以上の危機感を持たなければ、自民党は生き返らない」と強調した。
福田富一(ふくだとみかず)知事や本県選出の国会議員、県議らが出席した。
佐藤氏は裏金事件の根底について「党あっての派閥が、派閥あっての党になっていた。党がないがしろにされていた」と指摘。派閥の解散を巡っては「原点に立ち返って反省しないといけない」と訴えた。
党の支持率の落ち込みを踏まえ、「どん底からどう立ち上がるか。党がどう進んでいくかはっきり示さないと、次の選挙では間違いなく下野してしまう。皆さんの力を借りながらこの難局を乗り切っていきたい」と話した。