宇都宮市は9日、同市峰4丁目の民家から発がん性物質とされるテトラクロロエチレンが環境基準値を超えて検出されたと発表した。土壌汚染対策法に基づき同日、この土地53・1平方メートルを要措置区域に指定した。
土地所有者が1月11日、土地の用途変更を行うため、地下水調査を行ったところ、環境基準値(1リットルにつき0・01ミリグラム以下)を超える0・011ミリグラムが検出され、市に報告した。
市は同月16日、周辺地区に存在する3井戸の地下水の水質調査を実施。全ての地点で、検出されなかった。今後、定期的に水質を監視する。周辺住民には、自治会回覧などにより周知した。