鶏肉たっぷりのパキスタン・チキンカリー

鶏肉たっぷりのパキスタン・チキンカリー

 8席しかない店内には、スパイシーな香りが漂う。看板メニューは煮込んで柔らかく崩れた鶏もも肉が惜しみなく入ったオリジナルカレー「パキスタン・チキンカリー」(950円)。口の中でさまざまなスパイスが広がる奥深い味わい。辛くないのに、食べ終わった時には体が少し熱くなった。

 全国のカレーを食べ歩いた店主の山家淳一(やまいえじゅんいち)さん(44)が昨年12月に開店した。パキスタンカレーをもとに、風邪や疲労回復、冷え性、二日酔いなどにいいとされるスパイスやハーブ、漢方を約15種類使う。ガラムマサラやクミンは入っていないというから驚きだ。山家さんは「日本では使われないスパイスやハーブも入っている。唐辛子は控えめだが、スパイスで体が温まる」という。

 パキスタンカレーの特徴は無水調理。焦げないように付きっきりでタマネギやトマトから出る水分のみで作り、鶏もも肉が柔らかくなる。トッピングが豊富で、一番人気のハニートマト(100円)で“味変”も楽しい。

 1日に提供できるのは15食程度。午後1時には売り切れてしまうことも。次は3カ月で替わる限定カレーを食べたい。スパイスの力で元気になって、午後の仕事もはかどりそうだ。

 ◆メモ 宇都宮市本町10の13▽営業時間 午前11時~午後2時▽定休日 土、日曜、祝日▽(問)070・9151・1668