【佐野】近現代の日本画や木彫、陶磁器など2千点以上の美術品を所有する本町の佐野東石美術館が5月にリニューアルする。建物の老朽化やバリアフリーに対応するため、開館以来初めての大規模リニューアルとなる。同館の青野(あおの)のぞみ学芸員は「今までの持ち味を残しつつ、新たな美術館として訪れる人を楽しませることができれば」と話している。
市内に拠点を持つ東京石灰工業(東京都中央区)が運営する同館は1980年に開館。年に4回企画展を開いており、これまで横山大観(よこやまたいかん)の「瀑布」や市出身の陶芸家で人間国宝の田村耕一(たむらこういち)の作品などの名作を目玉にした展示のほか、四季折々のさまざまなテーマを掲げた企画展を行ってきた。
現在使用している建物は取り壊し、敷地を約10倍に拡張。庭園付きの「東石スカイテラス」を整備し、テラス内に同館を建てる。
残り:約 213文字/全文:607文字
この記事は「下野新聞デジタル」の
会員
のみご覧いただけます。
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報でとちぎの「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者・フルプランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く