【那須塩原】関東、東北地方の小倉百人一首かるた愛好者が腕を競う「第66回関東北(かんとうほく)かるた大会」が4日、桜町のいきいきふれあいセンターで開催され、老若男女74人が熱戦を展開した。
市内の愛好家団体「黒磯いぶき会」と黒磯公民館が主催。新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催となった今回は栃木、群馬、福島、宮城4県の計18団体が参加。実力別にA~Fの6クラスに分かれ、3回戦制で競った。
参加者は、畳が敷き詰められた場に並べられた50枚の字札の位置を15分で暗記した後、競技開始。緊張感が張り詰める静寂の中で、読み手が上の句を読み上げ始めると、瞬時に手を伸ばして札を払い飛ばす音が会場に響き渡った。
Eクラスに出場した黒磯いぶき会所属、黒磯小4年小泉佑太(こいずみゆうた)君(9)は「札を取る瞬間が楽しい。できるだけ多く勝ちたい」と意気込んでいた。