東京鉄鋼

 電炉中堅の東京鉄鋼(小山市横倉新田、吉原毎文(よしはらつねぶみ)社長)は31日、2024年3月期の連結業績予想を上方修正した。昨年10月公表の前回予想に比べ、経常利益が17・6%増の100億円、純利益が19・3%増の68億円となる見通し。

 売上高は製品出荷量が予測を上回り1・3%増の780億円を見込む。利益面も、主原料である鉄スクラップの価格が想定を下回ることから増益とした。

 1株当たりの期末配当は前回予想から30円増配の180円で、年間配当は230円とした。

 23年4~12月期の連結決算も同日発表し、売上高は前年同期比1・9%減の585億6800万円、経常利益が約2・5倍の79億7千万円、純利益は約2・3倍の54億1400万円。