【那須塩原】第59回関東高校演劇研究大会(関東高校演劇協議会など主催)が27日、上厚崎の大正堂くろいそみるひぃホールで始まった。全国大会出場をかけて本県3校を含む、各都県の代表12校が28日まで、日頃の練習の成果を披露する。
本県開催は5年ぶり。上位最大2校が、7月に岐阜県羽島市で行われる全国高校総合文化祭に推薦される。
本県からは栃木高、佐野松桜高、宇都宮高が出場。
27日出場した栃木高は、追試験を受ける同校生徒が友人とのやりとりの中で「無知の知」に触れ、自分や他人の一面を知る創作劇「Make up(メイクアップ)」を熱演した。観客たちは笑いを誘う会話や、真剣に悩みを伝えるシリアスな演技に引き込まれていた。
同校演劇部2年、谷島優樹(やじまゆうき)部長(17)は「栃高生の日常を見せながら、テーマを伝えられるように意識した」と話した。
13年ぶりに出場した佐野松桜高は、姉と弟が待ち人を待つ「待ちの風景」を朗読劇で披露した。
28日は宇都宮高が午後2時10分から、創作劇「宇高演劇部の貴重な産卵シーン」を披露する。