学生(左)と「想い出給食」を味わう子どもたち

 【大田原】今春統合される湯津上、蛭田、佐良土の湯津上地区3小学校は26日、湯津上小で、郷土愛を育む合同の「想い出給食」を行った。市内農家の支援などを行う東洋大の学生らが企画し、地元の食材を使った給食を提供した。味わった子どもたちにとって、統合の節目に地域が育む風土や作物などを知り、郷土愛を醸成する機会となった。

 想い出給食のプロジェクトは東洋大経営学部の蜂巣旭(はちすあきら)准教授(44)=蛭田出身=のゼミ活動の一環で市と連携。食環境科学部の研究室も参加し、食べ物と人、土地のつながりを伝えるなど食育の視点も取り入れた。