展示されている田村が使用した旅行かばんなど

企画展のチラシ

展示されている田村が使用した旅行かばんなど 企画展のチラシ

 【栃木】旧大平町出身で県内に二条大麦(ビール麦)の契約栽培を広めた田村律之助(たむらりつのすけ)(1867~1932年)を紹介する企画展「ビール麦の父 田村律之助」が、入舟町の市文学館で開かれている。写真パネルや田村が実際に使っていたパスポートなどの実物資料、地元小学生が田村について学んだ学習の成果など計約100点を展示している。3月24日まで。

 田村は大平町西水代生まれ。知新館(ちしんかん)(現大平南小)に通い、その後、東京農林学校(現東京大農学部)で当時最先端の農業を学んだ。卒業後は帰郷し、農業指導やJAしもつけの源流となる農業従事者の団体「下野農会」の結成に深く関わった。