那須で実施された冬用タイヤ装着率の調査

 【那須】国土交通省関東地方整備局宇都宮国道事務所は18日、高久甲の国道4号下り線弓落チェーン着脱場で、冬用タイヤ装着率を調査した。結果は80%で、昨年同期の94%を14ポイント下回った。同事務所は「暖冬が原因ではないか」とみている。

 降雪シーズンに合わせた冬用タイヤ装着の啓発や、装着状況の把握を目的に行った。

 調査には冬用タイヤ自動判別システムを使用した。同着脱場前を通過した車両のタイヤをカメラで撮影し、人工知能(AI)でタイヤの溝の深さなどから冬用タイヤかどうかを瞬時に判定。併設されたモニターに、冬用タイヤなら「OK」、それ以外は「NG」と表示された。

 18日午後1時半から2時間の調査で、全925台中739台が冬用タイヤを装着していた。

 同事務所管理第二課の西村篤史(にしむらあつし)課長(52)は「いつ雪や路面凍結があるか分からない。冬用タイヤを履き、安全に走ってもらいたい」と呼びかけている。

 調査は昨年12月21日にも同所で実施し、装着率は75%だった。2月1日にも行う予定。