現地活動の意気込みを話す(左から)芦澤さん、斎藤さん、具志さん=18日午後、宇都宮市本町

 青年海外協力隊とちぎ応援団(会長・岸本卓也(きしもとたくや)下野新聞社会長)は18日、宇都宮市本町、とちぎ国際交流センターで、国際協力機構(JICA)の海外協力隊本年度3次隊として派遣される県内在住者3人の壮行会を開いた。1月末~2月上旬に渡航し、派遣先で2年間活動する。

 関係者約20人が出席。隊員3人はそれぞれ意気込みを語った。

 西アフリカのガーナの高校で情報通信技術(ICT)教育を行う小山市、会社員芦澤和(あしざわわたる)さん(27)は「生徒がICTを生かす仕事に興味を持つきっかけになればうれしい」。南米のパラグアイで理学療法に当たる塩谷町、理学療法士斎藤(さいとう)ゆき乃(の)さん(27)は「現地の生活に合ったリハビリを考えたい」と話した。

 西アフリカ、ベナンで社会的弱者の支援を行う矢板市、保健師具志梨紗(ぐしりさ)さん(44)は「経験を生かし、地域に根ざしたネットワークを構築して支援していきたい」と語った。

 岸本会長は「体には十分に気を付け、活躍してほしい」と激励した。3人は壮行会後、福田富一(ふくだとみかず)知事を表敬訪問した。