矢板市議の森島武芳(もりしまたけよし)氏(37)は12日、市内で記者会見を開き、4月の市長選に無所属で立候補する考えを正式に表明した。
森島氏は「発展を求め、衰退を嘆くたくさんの声が今の市政で置き去りにされているのではないか。人々の気持ちを体現する選択肢が必要」と決意を述べた。
「雇用と経済」を市の根本的課題とし「雇用と経済を力強く推進していくことが矢板のまちに光をともすことになる。リクルート社員時代の経験が今の矢板には生きる」と力を込めた。「稼ぐ力」を高め、国、県、近隣自治体と連携を強め、県北の中核となるような都市を目指す考えで「市民党」を掲げる。市議の辞職時期は「熟慮中」とした。
森島氏は筑波大大学院修了。2023年4月の市議選で初当選し現在1期目。
市長選には現職の斎藤淳一郎(さいとうじゅんいちろう)氏(51)が3選に向けて立候補を表明している。