県警の薬物乱用防止広報車「きらきら号」

薬物乱用の恐ろしさを伝えるパネルを見つめる児童たち=19日午前、鹿沼市西茂呂3丁目

県警の薬物乱用防止広報車「きらきら号」 薬物乱用の恐ろしさを伝えるパネルを見つめる児童たち=19日午前、鹿沼市西茂呂3丁目

 児童に薬物乱用の危険性などを伝える栃木県警の広報車「きらきら号」。各都道府県警に同様の広報車が配備されている中、きらきら号の出前講座の実施回数は2008年以降、15年連続で全国1位となっている。今年も12月末時点で249回(暫定値)を数え、2位候補の茨城、愛知県警を引き離し16年連続トップの見通し。08年以降の受講児童数は15万人を超える。若年層などの薬物使用が社会問題化する中、県警は最新情報を分かりやすく取り入れ、乱用防止を訴えている。

 12月中旬、鹿沼市みどりが丘小。6年1組の教室で、県警人身安全少年課の職員が語りかけた。「今日は、絶対に使ってはいけない危険な薬の勉強です」