東洋大の初優勝と連覇という節目にアンカーを務めました。ありがたい経験をさせてもらいましたね。
初出場となった2年生の時の10区(23・1キロ)は、トップでたすきを受けて2位早大と1分26秒差。タイムをかせいでもらい落ち着いて走り出せました。不安もありましたが結果的に41秒差でゴール。何とか逃げ切れました。
覚えているのは、走る前なのに沿道から「優勝おめでとう」という言葉をかけられたこと。レースが終わったようなムードが漂ってました。そんな中でモチベーションを保つことも、アンカーの難しさだと思いました。
大会直前の12月に部員の不祥事がありました。出場できるのか不安でしたが、チームの士気が下がることはなくて。特に、当時1年生で箱根デビュー前だった柏原竜二(かしわばらりゅうじ)が「関係ないっすよ」と言っていたのを覚えています。山の神になる男はメンタルも強かったですね。
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