新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが「5類」に移行してから初めての年の瀬が迫る中、繁忙期のサービス業などで人手不足が厳しさを増している。街や観光地に“通常”のにぎわいが戻っているものの、営業日を縮小せざるを得ない飲食店や、需要回復に対応が追いつかない運転代行業者もある。宿泊業にも影響が広がる。事業者からは「人材確保のために賃上げしたいが、物価高で経営が厳しい」と嘆く声が上がっている。
「出勤できますか」
宇都宮市内で居酒屋を運営する「CozyDining」の野澤英昭(のざわひであき)社長(40)は、従業員にそう確認するのが日課になった。客の入りは前年を上回る一方、「人が足りず何とか店を回している状態」。年始は全5店舗のうち複数店を開けられない見通しという。
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