秋山さん(右から2人目)が作画し奉納された大絵馬

 【足利】川崎町の川崎天満宮に16日、大久保分校スタートアップミュージアムのディレクター秋山佳奈子(あきやまかなこ)さん(37)が手がけた大絵馬が奉納された。同天満宮への絵馬の奉納は142年ぶり。

 大きさは縦88センチ、横84センチ。主祭神の菅原道真(すがわらのみちざね)をモチーフに、ゆかりのある牛と梅、同町内から見える富士山をアクリル絵の具で描いた。元日や春と秋の例大祭で一般公開する。

 秋山さんは「子どもたちに学問の神様のご加護があるようにとの思いを込めた」と話す。小林勝雄(こばやしかつお)総代長(74)は「絵馬を見て気持ちが明るくなった。初詣などに来た人も、見てすごいなと思うはず」と参拝を呼びかけた。

 同神社は市地域おこし協力隊の林朝子(はやしあさこ)さん(40)が作画した合格祈願の小絵馬も製作し、1月1日午前7時〜正午に1枚500円で販売する。絵馬はシルクスクリーンによる手刷りで、知恵の象徴で福を呼ぶフクロウなどがデザインされている。同日午後以降は、電話で購入を受け付ける。

 (問)総代仁木清一(にきせいいち)さん090・6489・1416。