稲荷社の御朱印

足利学校の敷地内にある霊験稲荷社

稲荷社の御朱印 足利学校の敷地内にある霊験稲荷社

 【足利】市観光協会は4月29日、昌平町の史跡足利学校にある霊験稲荷社の御朱印の発行を同所で始めた。稲荷社は「学問の神」として信仰を集めており、御朱印を要望する声が多かったという。発行開始直後から1日150枚ほどを授与しており、人気を博している。

 稲荷社の創建年は不明だが、約470年前に同学校の鎮守として再建されたとの記録が残る。遺蹟(いせき)図書館近くの場所にあったが、1909年に「学校門」を入る手前にある現在の場所へ移された。日本の最高学府だった同学校で学ぶ学生たちを見守ってきた経緯などから、「学業成就」を願う参拝者が増えているという。

 御朱印は「学問の守り神 学校稲荷社」と記されている。受験に「落ちない」願掛けを念頭に「不断梅」をあしらった。この梅は史跡内の孔子廟(びょう)の庭にあり、一年中実が落ちないとされる。

 協会の金坂幸治(かねさかこうじ)常務(52)は「令和5年5月5日はたくさんの『五を書く(ごおかく)』日なので、参拝をして御朱印を受けていただければ」と呼びかけた。御朱印は書置きで、1枚500円。稲荷社の参拝は無料。

 協会は昨年10月、市から同学校の参観者受け付け業務などを委託され、誘客に取り組んでいる。これまでに稲荷社のお守りや絵馬を販売している。(問)同協会0284・43・3000。