【高根沢】JR宝積寺駅東口の「ちょっ蔵広場」(宝積寺)は2008年4月の正式オープンから今年で15年を迎えた。設計監修は新国立競技場の設計などに関わった隈研吾(くまけんご)さん(69)。大谷石を再利用したモダンな建築物や、天井に木材を組み込むなどした同駅東西連絡通路を見ようと、今も訪れる人は絶えない。広場の魅力に改めて触れようと、隈さんに設計趣旨などの話を聞いた。

ちょっ蔵広場について話す隈研吾さん=東京都港区南青山2丁目の設計事務所(チルト撮影)
大谷石を主役に 変化する風合いが魅力
ちょっ蔵広場の狙いについて隈さんは「(大谷石を取り入れた旧帝国ホテルなどを手がけた)フランク・ロイド・ライトの建築にシンパシーを抱いている。ちょっ蔵広場では、ライトが見いだした大谷石を何としても主役にしたいと考えた」と述べ、「時と共に風合いが変化するのも大谷石の魅力。新しい石だけでなく、風化した石も使うようにした」と振り返る。
残り:約 1268文字/全文:1699文字
この記事は「下野新聞デジタル」の
会員
のみご覧いただけます。
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報でとちぎの「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者・フルプランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く