災害時に必要な情報について知っていること

 2023年度の県政世論調査で、災害に備えて自宅周辺の避難所や避難経路を把握している県民は6割、防災訓練に参加経験がある県民は3割にとどまることが20日までに分かった。地震や豪雨など自然災害が頻発する中、防災への備えに課題が残る現状が浮かび上がった。

 調査は6月に県内在住の満18歳以上の男女2千人を対象に実施し、1115人(55・8%)が回答した。

 「災害時に必要となる情報で知っていること」を聞いた質問では、「自宅近くの避難所と安全な避難経路」が最多の59・4%。前年度からは2・0ポイント増加したが、台風19号が発生した翌年の20年度調査に比べると6・6ポイント減少した。