たくさんの観光地がある栃木県。1年間でどれくらいの人が足を運ぶのでしょうか。外国人からの人気も高いようです。
昨年、本県を訪れた観光客は7260万3720人でした。県の人口約190万人のおよそ38倍に当たります。
県の調査(2022年度)によると、日帰り客が本県を旅行先に選んだ理由の1位は「買い物をしたいから」。佐野プレミアム・アウトレットや那須ガーデンアウトレットの駐車場には、県外ナンバーの自動車がたくさん止まっていますね。
宿泊客にも理由を聞くと、「温泉に入りたいから」がトップでした。那須、鬼怒川・川治、湯西川…。県内にある源泉総数は全国10位の629カ所です。都内からも近く、日帰りでも宿泊でも気軽に利用できます。
次に、訪日観光客(インバウンド)に目を向けてみましょう。新型コロナウイルス禍の影響もあり、昨年の県内の外国人宿泊者数は4万5796人にとどまりました。
観光庁によると、今年8月の県内の外国人宿泊者数は2万9千人(速報値)。コロナ禍前の19年同月の約1・45倍で、大きく回復しています。
県観光交流課の担当者は「人気なのは歴史・文化あふれる日光の社寺や四季を感じられる自然の風景です。世界に誇れる観光地が多いのは、本県の自慢です。たくさんの海外の方に泊まってもらえるよう、さらにPRしていきます」と話しています。