松山市中心部を走る伊予鉄道の市内電車。低床式の新型車両の導入が進み、昭和から活躍してきた古い電車は徐々に姿を消しつつある。愛媛新聞「真相追求 みんなの特報班」(通称・みん特)には「社会に優しくありがたい」と低床車両に期待する半面、「去りゆく車両が気になる。今のうちに乗っておきたい」との声が寄せられた。新旧車両の動向を探った。
伊予鉄グループによると、市内電車(坊っちゃん列車は含まない)は現在計38両。うち低床式の次世代型路面電車(LRT)が22両を占め、1951~65年に製造された旧型車両は16両まで減っている。
LRTは利便性向上や省エネ化、バリアフリー対応などを目的に2001年度以降、導入されてきた。定員47人とやや小型の2100形が06年度までに10両登場。17年度からは流線形が特徴的な最新型5000形(定員60人)の採用が始まり、22年度までに12両がデビューしている。
LRT導入に補助
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