帝国データバンク宇都宮支店は14日、食料・飲料卸売業のJSSホールディングス(佐野市田島町)が10日までに事業を停止し、弁護士一任で破産手続きの申請準備に入ったと発表した。負債総額は約5千万円。
帝国データバンク宇都宮支店によると、JSSホールディングスは2018年8月設立。次世代環境洗浄水と称するアルカリイオン水「マジッス」の販売を主力にし、最近はフライドチキンなど食肉加工品の販売に注力していた。
一方、いずれの業態も後発で、軌道に乗らず頓挫することも多かった。さらに新型コロナウイルス禍で販路拡大も思うように進まず、コロナ禍後も資金繰りは厳しいままで事業停止を決めた。