県は12日、がん経験者同士の交流会を宇都宮市内で開き、連携協定を結ぶ資生堂ジャパンの専門技術者による外見ケアセミナーも行われた。
がん経験者に加え、自身の経験を基に患者の相談に応じる「ピアサポーター」養成研修者、医療関係者ら約30人が参加した。
資生堂の担当者は「化粧は自分らしさの表現に加え、自分に自信が持てるようになる効果もある」として、治療による見た目の変化をカバーするためにも化粧を楽しんでほしいと呼びかけた。
実際に同社の製品を使って洗顔やスキンケア、ベースメーク、ポイントメークの方法を教えると、参加者の表情が明るくなった。
参加者はその後、小グループに分かれて意見交換し、自身の体験を話すなどして交流を深めた。