風船を大空に飛ばす児童ら

 【足利】本年度、創立150周年を迎えた葉鹿小(362人)でこのほど記念の運動会が開かれ、児童らが風船を大空に飛ばして節目を祝った。

 同校は1873年、東光寺の本堂を借りて「葉鹿学校」として誕生した。尋常小学校などを経て、1947年に葉鹿小へ改称した。

 児童はおそろいの150年記念Tシャツを着て運動会に臨んだ。競技後、児童と教員が約400個の風船を手にし、これまでの歴史と未来への希望を込めて大空に飛ばした。安藤桂子(あんどうけいこ)校長は「風船を飛ばした際に保護者や地域の方が喜んでくださり、葉鹿地区に支えられてきた歴史の重みを実感した」と振り返った。