食品素材製造の仙波糖化工業(真岡市並木町2丁目、小林光夫(こばやしみつお)社長)は12日までに、2024年3月期連結決算の業績予想を上方修正し、5月公表の前回予想と比べ経常利益を41・1%増の6億7千万円、純利益を46・7%増の4億4千万円とした。
売上高は198億円に据え置いた。国内は物価高による消費の減退や原材料価格の高騰などで売上高、利益ともに予想を下回る見通し。一方、中国子会社で冷凍デザートの売り上げが好調に推移。同日発表の23年9月中間期で計上した円安による為替差益1億2300万円などが利益を押し上げる見込み。
同9月中間連結決算は、売上高が前年同期比1・8%増の94億4200万円、経常利益は7・6%減の3億8600万円、純利益は15・5%減の3億300万円だった。