工業、商業といった専門高校や特別支援学校高等部の生徒が日頃の学習成果を発表する「県産業教育フェア」が11日、宇都宮市元今泉6丁目のマロニエプラザで開かれた。来場者は生徒が開発した商品の販売や作品展示など、多彩な企画を楽しんだ。
来年10月に同市内で開かれる「全国産業教育フェア栃木大会」のプレ大会として、県教委と県産業教育振興会が主催。県内の高校など22校が参加した。
体験コーナーでは、宇都宮工業高生が作った次世代型路面電車(LRT)のミニ車両への乗車や、家庭系学科の生徒が指導する雑貨制作などが行われた。生徒が育てた野菜や開発した製品の販売コーナーには多くの来場者が訪れにぎわった。
子どもたちに広告のデザインを教えた栃木商業高2年中尾春輝(なかおはるき)さん(17)は「完成度の高いものができた」と講評。鹿沼南高環境緑地科の寄せ植え体験に参加した壬生町いずみ町、斎藤浬那(さいとうりな)ちゃん(5)は「優しく教えてくれた」とはにかんだ。