攻守の要としてチームをけん引する矢板中央のMF井上(左)=準決勝の白鴎足利戦から

今大会3試合で3得点と好調な国学栃木のFW辻(右)=準決勝の佐野日大戦から

攻守の要としてチームをけん引する矢板中央のMF井上(左)=準決勝の白鴎足利戦から 今大会3試合で3得点と好調な国学栃木のFW辻(右)=準決勝の佐野日大戦から

 第102回全国高校サッカー選手権大会栃木大会最終日は、11日午後1時から県グリーンスタジアムで矢板中央-国学院栃木の決勝が行われる。矢板中央は2年ぶり13度目、国学院栃木は26年ぶり3度目の優勝が懸かる。両チームが決勝で対戦するのは初めて。今夏の全国高校総体で8強に進出した矢板中央に国学院栃木が挑む構図となりそうだ。冬の選手権への切符を懸けた決勝の行方を展望する。

伝統の堅守、今年も健在 矢板中央

 矢板中央は盤石の試合運びで勝ち上がった。高橋健二(たかはしけんじ)監督は「ここまで経験を積み重ねてきた。成長した姿を見せたい」と話す。