【茂木】町北部の国道294号と県道宇都宮茂木線を結ぶ町道千本平(せんぼんたいら)線の千本交差点から南西約600メートル区間の拡幅改良工事が進み、未開通だった途中280メートルのミニバイパス部分が1日、開通した。
同路線は町北部と市貝町市塙(いちはな)を結ぶ道路の一部。この日は国道294号の千本交差点から南西に向かう舗装区間が通れるようになった。
ミニバイパス部から同交差点につながる残り約120メートルは未舗装だが、低速で走行すれば狭く屈曲した旧道より安全と判断して先行して利用を開始した。12月中に舗装を終え、工事は完了する見通し。
2020年から約2億8千万円をかけて総延長595メートル区間で工事が行われた。ミニバイパス部分は旧道北側に切り土と盛り土で幅7メートルの道を新設した。
同路線は町内から宇都宮市方面への通勤や、町外から町北部の観光スポットに向かう道路として交通量が増えている。幅は4、5メートルと狭いが今工事区間以外の両町にまたがる残り3キロ余りの拡幅改良の見通しは立っていない。