町内にある空き家の1軒。町は状態のいい物件の活用に力を入れていく

 【芳賀】次世代型路面電車(LRT)開業を機に、町が空き家対策に本腰を入れている。来年2月まで町内各地で増えている空き家の実態を調査中で、来年度は庁内担当を一元化し、町の振興計画にも盛り込む予定。LRT開業などに伴い、町内では新規住宅団地や工業団地が完売するなど好調で、空き家を1軒でも多く有効活用して街づくりにつなげたい考えだ。

 町環境対策課によると、2022年度に確認した町内の空き家は253軒で、146軒だった13年度の1・7倍に増えた。各自治会の聞き取り調査で把握した数字のため、実際にはもっと多い可能性がある。