前半26分、国学栃木のバックス福田恒(中央)がトライを決める=佐野市の清酒開華スタジアム

 第103回全国高校ラグビー大会県予選最終日は4日、佐野市の清酒開華スタジアムで決勝が行われ、国学院栃木が計23トライの猛攻で作新学院に157-0と圧勝し、24年連続29度目の優勝を飾った。

 国学院栃木は前半1分のFB狩野綴(かのうつづる)のトライを皮切りに、前半で11トライを奪って75-0とリード。8人の選手を入れ替えた後半も攻撃の手を緩めずに12トライを挙げ、CTB西本壮(にしもとそう)の正確なゴールキックで突き放した。

 19年ぶりの決勝進出を果たした作新学院はSO中田和志(なかだかずし)主将を中心に食らい付いた。後半9分は中田が距離のあるペナルティーゴールを狙ったがわずかに外れ、得点に結び付けられなかった。

 国学院栃木は12月27日に大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開幕する全国大会に出場する。

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