「住所を省略せずにちゃんと書いてください」-。愛媛県八幡浜市内中心部に住む自営業の男性(43)は何度かこんな指摘を取引先から受けたことがあるという。正式住所が「八幡浜市○○番地」と市の後に直接地番が付く「いきなり地番」となっているからだ。現在市は大字を設置する地番整理事業を進めており、2025年度の完了を目指す。県内でもここだけという大字のない住所の始まりを愛媛新聞「真相追求 みんなの特報班」(通称・みん特)で調べた。
市内中心部では地番のみの特定しづらい住所に「大黒町」「新町」などの通称名を使用。今年5月に「八幡浜市矢野町7丁目1452番地3」となった愛媛新聞社八幡浜編集部も今まで正式には「八幡浜市1452」であったものを「八幡浜市昭和通り1452」と表記するなど正式住所と通称名を使い分ける状態が続いていた。
市内外から改善求める声
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