【さくら】喜連川の街なかを花嫁・花婿姿のカップルがキツネに似せた化粧をして練り歩く「きつねの嫁入り」が22日、4年ぶりに行われた。
「喜連川が昔、きつね川と言われ、山裾ではきつねの嫁入りが見えた」との言い伝えにちなんだイベント。同実行委員会(海老原幸子(えびはらさちこ)同実行委員長)が主催した。
花嫁・花婿役には抽選で選ばれた、高根沢町栗ケ島の加藤里奈(かとうりな)さん(33)と和裕(かずひろ)さん(52)夫婦、桜野の小田嶋碧海(おだしまあいみ)さん(25)と彗(けい)さん(25)夫婦、氏家の君島沙也香(きみしまさやか)さん(29)と悟(さとる)さん(29)夫婦が参加した。
鼻筋を白く塗った約150人の参列者たちが「さうさうさ」「コン」と調子を取りながら通りを練り歩くと、大勢の見物客がカメラを向けていた。
花嫁・花婿役の3組はその後、花塚隆志(はなつかたかし)市長夫妻を仲人に神前挙式に臨んだ。村長として参加した花塚市長は「喜びが連なる、常しえの幸せをお祈り申し上げたい」と述べた。