帝国データバンク宇都宮支店は18日、管工事業の手塚設備工業(さくら市上河戸)が宇都宮地裁から破産手続きの開始決定を受けたと発表した。5日付。負債総額は2022年9月期末時点で約4千万円。

 帝国データバンク宇都宮支店によると、手塚設備工業は1982年創業、2016年設立。県内の大手設備工事業者の下請けで、病院や工場、学校などの給排水や空調工事を手がけていた。

 コロナ禍以降は受注不振に陥った。売り上げの落ち込みで利益が確保できない中、金融負債の負担は重く、今年8月末までに事業存続を断念した。