帝国データバンク宇都宮支店は16日、貨物運送業の関東ニューキャリーサービス(那須烏山市中央1丁目)が宇都宮地裁から破産手続きの開始決定を受けたと発表した。3日付。負債総額は推定1千万円。

 帝国データバンク宇都宮支店によると、関東ニューキャリーサービスは2005年設立。大手家電量販店の配送業務を請け負い、大型家電の簡易な設置業務なども手がけていた。

 事業が小規模で安定した業績を確保できていなかった上に、14年には安全運転義務違反などで行政処分を受け対外的な信用が失墜。17年には不動産が差し押さえられ競売開始決定を受けるなど資金繰りの苦しさも露呈し、18年3月までに事業を停止していた。