帝国データバンク宇都宮支店は16日、樹脂製品製造業のアイ・ピー・エフ(佐野市黒袴町)が宇都宮地裁から破産手続きの開始決定を受けたと発表した。3日付。負債総額は約7千万円。
帝国データバンク宇都宮支店によると、アイ・ピー・エフは1990年設立。自動車や遊戯機器、携帯電話などのプラスチック部品を製造していた。
2018年3月期には年間売上高約2億2千万円を計上していたが、コロナ禍以降の需要低迷で受注は減少。資金繰りに苦しみ債務超過となった上に、雇用調整助成金の不正受給も発覚し返還請求を受けていた。9月29日に事業を停止した。