移動スーパーのテープカットを行う小菅町長(中央)ら関係者

 【壬生】買い物に出かけるのが困難な町民を支援し、高齢者を見守る「移動スーパー」のオープニングセレモニーが16日、町役場で開かれ、民生委員ら関係者約30人が出席した。

 移動スーパーは、町とスーパーのカスミ(茨城県つくば市)が6月に締結した覚書と協定に基づく事業。買い物支援の必要な高齢者や障害者にカスミが地域で移動販売を行い、販売中に高齢者らの見守りもする。

 セレモニーで小菅一弥(こすげかずや)町長は「町内にはデマンドタクシーを利用できない高齢者もおり、移動スーパーは重要となる。地域の高齢者を守ることに一層力を入れていく」とあいさつ。

 カスミの伊神里美(いかみさとみ)執行役員は「移動スーパーは店舗で商品を買えないお客さんにおいしい食材を届ける手段なので、ぜひ活用してほしい」と述べた。その後、車両の前で関係者はテープカットを行った。

 移動スーパーの営業は同日始まり、月-金曜に町内計44カ所を巡回し、対面販売を行う。(問)町健康福祉課0282・81・1830。